インスタレーション

1つ、または2つの部屋、
時には家一軒を使い物語を語ります。

私たちはこの作品シリーズを
Narrative Space/
物語の部屋と呼んでいます。

それは中で遊び、過ごし、
さらには書き換えることのできる物語です。

 

ルール

お一人で入り、入り口のドアを
閉めてください。

望むだけ時間をお過ごしください。

作品には触れることができます。

あなたの答えをゆっくり探してください。

ただし、部屋を出るときは
全てを元に戻してください。

九月の部屋
September’s room

2018

 

«今日も、また空が赤い »

70年代初頭、東アジア全域で起こった奇妙な気象現象によって目覚めた主人公は、止められない夢の流れに巻き込まれ、これまでに一度も訪れたことのない風景を描く。

何世紀にもわたって眠る、神社へと続く階段にまつわる謎を解決しようとする昆虫学者の物語。

来場者は昆虫学者が研究のため滞在した部屋に一人招待され、望むだけ時を過ごします。
部屋の中では、日記、風景画、地図、カセットテープ、昆虫箱など、置いてあるものに触れ、交流することができます。

来場者が答えを探す時、部屋の中の全てのものはやがて物語の一部になります。

3ヶ月の芸術祭期間、来場者が部屋に残した数々の痕跡が物語を変え、出会うことのない他者の共同により、常に変化し続ける物語になりました。

Biwako Biennale 2018 出展作品
All rights reserved _ Fulbrn

136_631

2018

 

FBI –架空の空想局
 私たちの検体をテストして頂くため、あなたを招待します。

例外的な物語を見つけ検体として解剖する特別な機関は、検体を研究センターに移送し、答えを見つけるため複数の方にテストをお願いしています。

今回の検体 ”物語の部屋 136_631” は、いくつかの危険な物質で作られている上、違う時間、次元に存在しているため、私たちのいる現在では非常に不安定になっています。

安全のため、部屋に入りテストする者には注意深い態度が求められます。

136_631は「星の街」という名前の建物で発見されました。

部屋番号1366312つの部屋のドアは常に鍵がかかっており、部屋の住人は一度も姿を現さず、隣人と交流することはありませんでした。

しかし、建物の住人は中の音、人の影、電気の点滅から誰かが住んでいることを知っていました。

最も興味深い点の1つは、これらのドアは元々の建物の建築計画の図面に存在しておらず、それにも関わらず、住人や大家、警察はそれらは常にそこにあったと証言することでした。

しばらくするとドアの後ろの活動は突然止まり、消滅したように見えたため、住民は集団幻覚にかかっていたようだと感じました。

それでも住人の誰かが部屋番号136631について私たちの局に知らせ、勤勉で熟練の研究者の私たちが136_631を検体として研究センターに持ち帰り、謎の究明に取り組むと決めました。

2018_EESI, Poitiers, France
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